高校3年3学期

国際文化学部クラス(GIS)

高校3年3学期
テーマ: 「自己理解・他者理解・多様性」

インターネットやSNSの発達により、我々は容易く情報にダイレクトにアクセスすることができるようになりました。ただ、多様な情報に幅広く触れているかというと実際はそうではありません。インターネットはユーザー閲覧情報をもとに、各々に最適化されたコンテンツが表示されるようになっています。また、「同じ趣味・考えの人とつながることができる」のがSNSの特徴です。ですから広く情報にアクセスできるようになってきたのに、実はより狭い情報にしか触れていないという状況が生まれているのではないでしょうか。そのような状況下では、我々個々人の意見が「強化」され、他の考えや意見への寛容さが失われていきます。その結果、異なる意見の排除が始まり、断絶や不和を生む可能性が出てくるのです。

そのような現状に私たちがいることを認識しそこからの脱却を目指す第一歩として、3年3学期のテーマを「自己理解・他者理解・多様性」に設定しました。

具体的な取り組み内容としては、クラスのメンバーとのディスカッションを軸に、講演会や映画鑑賞、フィールドワークを行う予定です。

2021年度 国際文化学部クラスの取り組み

取り組み1

1月12日は、午前中の授業を少し早めに切り上げ、午後に自宅からオンラインで個別に参加してもらい、外務省を訪問しました。初めて使うteamsというアプリを利用しての取り組みで、全員参加してくれるか心配でしたが、無事全員参加で行うことができました。
当日は、8時間の時差で現地時間の早朝6時からモロッコ大使館から書記官の方に参加いただき、外交官ならではのお話を聞く貴重な機会になりました。オンラインに切り替えて対応いただいた外務省の関係者の方に感謝です。

取り組み2

国際文化学部クラスでは講演会を3回行いました。国際文化学部OBで現在デロイト・トーマツグループでお仕事をされている美濃口海斗さんに来校いただきました。社会に出て大学生活を振り返った時に何が今の自分に活きているのか、失敗体験も含めお話をしてくださいました。目標設定、それに向かって努力をすることや教養を身につけることの重要さを具体的にご自身の経験をもとにお話いただき、生徒たちにエールを送ってくださるような講演内容でした。
身近な先輩である大学1年生のOB・OGの方に授業の履修の仕方や授業形態、また学外での生活など大学生活についてお話をしていただきました。急遽オンラインでの開催となりましたので、なかなかざっくばらんに質問をするのは高校生にとってはハードルが高かったのですが、大学生のみなさんが工夫して講演してくださり大学生活を知るいい機会となりました。
また、電通に勤務されたのち、世界的NGOであるHuman Rights Watchに転職された趙正美さんに「世界で通用する人になるために大切な3つのこと」というテーマで講演していただきました。国際文化学部に進学する生徒たちはこれからSA(Study Abroad)で海外での学びを経験することになります。異文化の人々と出会い、自身が育った環境とは別の場所で過ごしていくためにどのような姿勢が大事なのか、深く考える機会となりました。

取り組み3

2月16日(水)にプレゼンテーション大会を行いました。今年度はコロナ禍であったため、例年のように大学の先生方に来校いただきコメントをいただくことは叶いませんでしたが、発表内容を動画作成し、後日講評をいただくことになっています。当日は3学期に一緒に学んできたクラスメートに向けて発表し、質問、感想を述べ合う機会を設けました。
プレゼンテーションに関しては、「テーマ設定」「どのような角度でテーマを論じていくか」「文献を探すこと」「論の組み立て」をグループでディスカッションを行いながら進めてきました。約1ヶ月という短い取り組み期間ではありましたが、全てのグループが自分たちの力で調査研究をまとめられたことは今後の大学での学びの自信になったと思います。
大学での学びは全て「自分」次第です。3学期は、その自分自身を豊かに、そして主体性を高める取り組みを行ってきました。この経験をもとに、大学生活をより充実したものにしていけるよう頑張ってください。

テーマ

グループ1:女性の社会進出
グループ2:コミュニケーションと英語力
グループ3:ことわざに国民性は表れるのか
グループ4:日本の音楽文化・食文化から見る世界のグローバル化
グループ5:アフガニスタンの現状
グループ6:日本とアメリカのコミュニケーションの違いから見えてくる文化の傾向