経済学部クラス
経済学部クラスは、経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科の3学科を混合で2クラスに編成し、取り組みを行います。取り組み内容は、「経済学概論」「ゲーム理論」「経済史」「株式投資ゲーム」などの授業・グループワークの他に、班活動として「世界各国の経済」について調べ、発表を行う取り組みをします。また、フィールドワークとして、東京証券取引所の見学も行います。二月はじめには、本校OB・法政大学経済学部卒業生による講演会も予定しています。
2023年度 経済学部クラスの取り組み
取り組み その1
第一週目の班活動の取り組みでは、さっそく各班が調査・研究に取り組む国を決めました。今回、調査・研究を行う国は、「オランダ、スウェーデン、ギリシャ、中国、ドイツ、南アフリカ、オーストラリア、イギリス、ドバイ、シンガポール、日本、カナダ、ケニア、アメリカ、インド」の15カ国です。
フィールドワークとして1/17(水)・1/24(水)の二日間、二班に分かれて東京証券取引所へ見学に行きました。係の方に案内・説明をしていただきながら、マーケットセンターや、環状のディスプレイに株価の情報が流れるチッカーなどを見ることができました。また、コンピュータ化される前の立会場の様子を説明していただき、社名をハンドサインでやりとりしていたことなど、生徒たちも興味深く話を聞いていました。証券取引の仕組みや歴史を学ぶ貴重な経験となりました。
来週、再来週はプレゼンのリハーサルや学部のオリエンテーション、本校OBの法政大学経済学部卒業生による講演会を予定しております。これまでの授業やフィールドワーク、班活動を活かして、プレゼンの準備を進めていきたいと思います。
取り組み その2
2月7日(水)に本校OBの永井宏樹さんをお招きして、講演会を実施しました。永井宏樹さんは本校を卒業後、経済学部に進学し、現在は社会人2年目として株式会社NTTドコモに勤務されています。
講演では、経済学部での学んだこと、経済学部のプログラムでカナダに短期留学された経験、またその経験から帰国後は英語の学習に力を入れTOEICのスコアを大きく伸ばしたことなど、実体験に基づいた様々なお話をいただきました。「大学では様々なことに挑戦してほしい」というメッセージを生徒たちはしっかりと受け止めました。
取り組み その3
2月21日(水)に、法政大学経済学部の池上宗信教授、濵秋純哉准教授にご来校いただき、これまでの集大成として各班の発表を行いました。移民問題や環境問題、エネルギー問題など、どの班も様々な観点から良く調べ、自分なりの考察や予想・仮説を立てて深掘りし、発表に向けて準備をしてきました。
各班のテーマは以下の通りです。
Aクラス
1班 世界一⁉オランダはなぜ幸せな国と呼ばれているのだろうか
2班 スウェーデンの移民の問題と対策
3班 ギリシャ~不景気からの回復~
4班 中国における就職難問題
5班 ドイツ経済の現状と課題
6班 南アフリカ~南アフリカはこれからどのように経済発展していけば良いのか~
7班 なぜオーストラリアは経済成長をし続けているのか⁉
8班 イギリスのEU離脱は正しかったのか
Bクラス
1班 ドバイ~経済の躍進と未来展望~
2班 シンガポール~他民族国家の現在~
3班 中華人民共和国の環境問題
4班 日本の経済~少子高齢化について~
5班 現在のカナダ~ホームレスが生み出す様々な社会問題~
6班 ケニアの更なる発展
7班 アメリカの将来~民主党と共和党による経済の影響~
8班 インドの経済
教授からは、一班ごとに質問をしていただき、発表者は可能な限り教授からの質問に答えていました。総評として、調べた内容をさらに練り直して、自分が伝えたい内容や必要な情報にフォーカスすることや、プレゼンのさらなるスキルアップとして、聴衆を見ながら説明したり、グラフの見せ方を工夫することでよりよい発表になるとご指導いただきました。
今回の発表で、普段触れることのない社会の抱える問題に向き合うことができ、生徒たちも大学への学びに一層積極的になることができたようです。
この後は、各々がこれまでに取り組んだことをレポートにまとめていきます。今後の大学での学びに繋げていって欲しいと思います。