高校3年3学期

文学部クラス

高校3年3学期
文学部(英文学科)

今年度の文学部(英文学科)は、(1)英語学習を通して各自の興味関心の対象をより深く学ぶ、(2)上記のためにクラス内で日本語・英語両方のディスカッションを多く持つ、(3)その結果として大学そしてその後の人生において、学ぶことの楽しさ、厳しさを体感し、大学生活への足固めとする、という目標を掲げ、授業を進めていきます。
毎回英単語、英文法、英文読解に関する演習や小テストを行います。その後英米文学作品の講読を行ったり、ディスカッションを行ったりします。

文学部(史・地・哲・日文 学科)

今年度の文学部は、各学科(「地理・史学科」「哲学科」「日本文学科」)ごとにわかれて取り組みを進めていきます。
そのなかで,3学期の取り組みを、大学での学びを通して、「加速度的に国際化・情報化が拡大し,複雑化する現代社会において,「人間」と「文化」の本質を様々な角度から探求する人材」を育成する準備段階と位置付け、各学科の理論と方法を考えることを目標としています。
授業では、学科ごとに特講を設定し、大学での学びに求められる基礎的な思考力を確立させるとともに、大学におけるレポートや論文作成の方法についても取り扱います。各特講内では,論文講読,史料読解・批判,視聴覚資料の利用,講師を招いての講演会,FW等を予定しています。

2021年度 文学部(英文学科)クラスの取り組み

取り組み1

初回の授業では①単語テスト、②茶道の体験(飲食無しで動作や挨拶を部分的に体験することによって、多文化と之比較に役立てる)、ディスカッションをしました。みな大変意欲的で楽しい話や興味深い意見が多岐にわたり出され、期待高まるスタートとなりました。
今後は法政大学文学部英文学科に進学した卒業生を招いて、講演会も予定しています。

取り組み2 ~1月~

(1)フィールドワーク①三菱一号館美術館で開催中の「印象派・光の系譜――モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」鑑賞:3年生2学期中間試験の範囲(家庭学習課)でモネについて学習した後だったので、それを本物の作品鑑賞につなげられました。少人数での実施となったため各自が自分のペースで心ゆくまで鑑賞することが出来ました。その後二重橋まで足を延ばして楽しいひと時を過ごしました。また、次の授業では、それぞれが心に残った作品とその理由を紹介しました。様々な作品が紹介される中で、同じ作品を選んでいても違うところに魅力を感じていたりして、感想を共有することで鑑賞の楽しさが幾重にも増しました。

現在法政大学文学部英文学科1年生の本校卒業生に講演会に来ていただきました。わざわざパワーポイントまで作成し、後輩のために丁寧に説明してくださいました。その後、ざっくばらんに質疑応答や談笑が楽しめ、とても有意義な機会となりました。

フィールドワーク②東京ジャーミイトルコ文化センター見学:国際文化学部と合同で見学させていただきました。説明の方もポイントを絞って簡潔にわかりやすく説明してくださり、日本の中にある異文化を体験する大変貴重な機会となりました。

2021年度 文学部(史・地・哲・日文 学科)クラスの取り組み

取り組み1

3学期の取り組みが本格的に始まりました。学科ごとに特講を設置し,各学問分野における理論と方法論を学び,大学での学びに繋がる土台の構築を進めています。また,各学科の担当者の専門性を活かした授業を展開していきます。
以下,今年度の担当者を紹介します。

  • 地理・史学特講:伊丹聡一朗・永島梓・雨宮康弘
  • 哲学特講:大貫義久
  • 日本文学特講:長瀬由紀峰・鈴木和仁・谷頭和希

上記の取り組みに加えて,外部から講師をお招きして講演会を実施しました。以下,講師の方々を紹介します。

  • 竹内悠馬(法政大学文学部史学科1年生)
  • 田中康太(法政大学文学部日本文学科4年生)

当初予定していたFWの実施は見送ることにしました。来週も引き続き外部から講師をお招きして,高校までの学びと大学での学びの違い,大学生活や大学卒業後の進路などについて講演をしていただく予定です。

1月20日には「付属校事前オリエンテーション」がオンラインで実施されました。以下,その概要と担当者を紹介します。

  • 地理学科:伊藤達也(法政大学文学部地理学科教授)
    「地理学とは何か」
  • 史学科:齋藤勝(法政大学文学部史学科准教授)
    「歴史を研究するとは」
  • 哲学科:奥田和夫(法政大学文学部哲学科教授)
    「とても短い哲学入門」
  • 日本文学科:加藤昌嘉(法政大学文学部日本文学科教授)
    「文学研究・言語研究とはどういうものか?」

オリエンテーションを通して,「4月から大学生になる」という意識を改めて深めることができました。
特講や講演会などと並行しながら,プレゼン大会に向けて報告テーマを設定し,報告のアウトラインの作成に取り組んでいます。次回はそれらの内容の一部をお伝えしたいと思います。

取り組み2

3学期の取り組みが始まり、一か月が経ちました。
プレゼン大会に向けた準備と並行しながら,講師をお招きして講演会を実施しました。
以下,講師と報告テーマの一部を紹介します。

宮田直樹氏(文化庁)

当日は,文化財の指定・選定・登録,保存や修復などについてお話いただきました。

地理学科
  • 古代メソポタミア文明のチグリス川とユーフラテス川流域の洪水対策と復興
  • 関東大震災における横浜の復興
史学科
  • 戦国期島津氏と近衛家の政治的交流の目的
  • 鎌倉文化―仏教彫刻の変遷―
哲学科
  • 私らしさとは何か
  • 他者との関わりについて
日本文学科
  • 羅生門
  • 人間失格

2月14日には,プレゼン大会のリハーサルを予行い,本番当日を迎えることになります。

取り組み3

2月16日(水)・17日(木)、3学期の取り組み内容を発表する「プレゼンテーション大会」を実施しました。以下、今年度の発表テーマを紹介します。

地理学科

「東京23区における人口の変化と経済への影響」
「古代メソポタミア文明のチグリス川とユーフラテス川流域の洪水対策と復興」
「変化するチェーン店立地戦略」
「戦後の東京の都市計画とその結果」
「明治時代の箱根温泉の観光地化」
「京都観光の実態」
「関東大震災における横浜の復興」
「成田空港と他の空港の比較」

史学科

「戦国期島津氏と近衛家の政治的交流の目的」
「ミッドウェー海戦の戦訓から見える上層部の特徴」
「江戸時代になぜ握り寿司が生まれたのか」
「東西ドイツ分裂と亡命」
「日本の阿片政策」
「鎌倉文化―仏教彫刻の変遷―」
「シャハトのメフォ手形によるナチスの財政」

哲学科

「生命倫理―出生前診断と中絶」
「ベンサムの功利主義は現代に通用するのか」
「死刑制度の哲学的問題」
「悪について」
「他者との関わりについて」
「私らしさとは何か」

日本文学科

「太宰治”人間失格”(1948年)現代における文学的意味について」
「世界から猫が消えたなら」
「泉鏡花『外科室』(1894)における純愛について」
「星新一作品における禁じ手について」
「芥川龍之介「河童」(1927年)ー芥川龍之介が河童の世界から伝えたかったことについてー」
「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1924年)のオリジナリティとは」
「太宰治 ”待つ”(1942年)における少女の心情について」
「学生生活の中での”自分”とは何なのか」
「安部公房「箱男」(1973年)からみる匿名性社会」
「夏目漱石『坊っちゃん』(1906)における主人公の成長」
「コンビニ人間論」
「『蒼猿』という存在の意味とは」

「大学への橋渡し」としての3学期が、4月から始まる大学生活へと繋がってくれることを期待します。