文学部クラス
文学部(英文学科)
今年度の文学部(英文学科)は、(1)英語学習を通して各自の興味関心の対象をより深く学ぶ、(2)上記のためにクラス内で日本語・英語両方のディスカッションを多く持つ、(3)その結果として大学そしてその後の人生において、学ぶことの楽しさ、厳しさを体感し、大学生活への足固めとする、という目標を掲げ、授業を進めていきます。
毎回英単語、英文法、英文読解に関する演習や小テストを行います。その後英米文学作品の講読を行ったり、ディスカッションを行ったりします。
初回の授業では①自己紹介、②法政大学文学部英文学科に進学した卒業生の講演会、③茶道の体験(他文化との比較に役立てる)、をしました。はじめはおとなしいスタートでしたが、時間がたつにつれ話が弾み、大変楽しいスタートとなりました。
今後はフィールドワークも予定しています。
文学部(史・地理・哲・日本文 学科)
今年度の文学部は、各学科(「地理・史学科」「哲学科」「日本文学科」)ごとにわかれて取り組みを進めていきます。
そのなかで,3学期の取り組みを、大学での学びを通して、「加速度的に国際化・情報化が拡大し,複雑化する現代社会において,「人間」と「文化」の本質を様々な角度から探求する人材」を育成する準備段階と位置付け、各学科の理論と方法を考えることを目標としています。
授業では、学科ごとに特講を設定し、大学での学びに求められる基礎的な思考力を確立させるとともに、大学におけるレポートや論文作成の方法についても取り扱います。各特講内では,論文講読,史料読解・批判,視聴覚資料の利用,講師を招いての講演会,FW等を予定しています。
2022年度 文学部(英文学科)
(英文学科)クラスの取り組み ~1月~
(1)OBOGによる講演会:本校の卒業生で、現在法政大学文学部英文学科1年生3名が来校してくれました。①3人が必修科目・選択科目・海外研修を分担して、パワーポイントを使いながら説明、②グループに分かれて質疑応答などを行いました。皆、緊張した面持ちでしたが、次第に打ち解けていろいろ質問したりしているうちに話が弾み、楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。













(英文学科)クラスの取り組み ~1月下旬~2月上旬~
(1)様々な文化を想像するうえでの体験学習として、イチゴ狩り体験やteamLabPLANETSに行きました。英文学を学ぶ際に無視できない分野としてアートがあります。teamLab PLANETSでは、アートと自分の間に境界線がない状態を体感しました。ここでは、「人は認知しているものだけを見ていて、認知していないものは、物理的に存在していても見ていない。従って認知できる世界を広げることが見える世界を広げることになる」ことを学びました。
(2)茶道体験をしました。自国の文化ではありますが、今やこちらの方が異文化体験のような感じもします。外国文学を読む際の比較対象としても、日本的な考え方を学ぶ機会となりました。
(3)自分が興味・関心を持った内容を深く掘り下げで調査し、まとめて、発表するため、授業の際には毎回プレゼンの練習をしています。人前で話すこと、聴き手からのフィードバックを得ることを通じてプレゼン大会当日にしっかり発表ができるよう準備しています。1人1人、そして全体としても、素晴らしいプレゼン大会にしてほしいです。
プレゼン大会は2月15日(水)に行われます。









(英文学科)クラスの取り組み ~プレゼン大会~
2月15日(水)にプレゼン大会が開催されました。12名がそれぞれの興味・関心を活かしたプレゼンを発表しました。以下にタイトルを列記します(番号は発表順)。
(01) 「スポーツで経済を発展させるために」
(02) 「アメフトを日本でメジャーにするには」
(03) 「なぜ日本のアニメーションは世界でも人気なのか」
(04) 「ハリー・ポッターのヒットの理由」
(05) 「日本とアメリカの文化の違い」
(06) 「英語の話者に日本語を楽しんでもらおう!」
(07) 「英語学習の必要性」
(08) 「脳に嬉しい言語の力」
(09) 「なぜ日本語の歌詞に英語が入れられるようになったのか」
(10) 「どうしたら日本の音楽が世界に進出できるか」
(11) 「ルッキズムの社会への影響と改善策」
(12) 「就職(職業)においての男女差別がどうしたらなくなるのか」
授業中に視聴したスティーヴ・ジョブズのスピーチの中で、「点をつなげよ(connect the dots)」というメッセージがありました。それは自分の過去を振り返って、これまでした様々なことつなげよう、というメッセージでした。プレゼンでは、一見違う内容でも似たようなことを言っていると感じることがいくつもありました。実際にこれからを生きていくうえで、自分の経験を繋げるだけでなく、自分の経験と他者の経験を繋げることも必要であると思います。
当日は、昨年度の卒業生(大学1年生)が参加し、1人1人のプレゼンに対して丁寧なコメントをくださいました。「プレゼンのどんなところが良かったか」だけではなく、「そういうことに興味があるなら、大学で○○○という授業があるのでとると良いのではないか」「大学の△△△にこういう人が集まっているから、顔を出してみたら?」など、大学生ならではのアドバイスもあり、大変有意義な会となりました。
みなさん、お疲れさまでした。



2022年度 文学部(史・地理・哲・日本文 学科)クラスの取り組み
日本文学科クラスの取り組み(1~2月)
人は、老若男女、貧富、人種、職種を問わず皆それぞれの人生を生きています。そんな中文学は、「人生いかに生きるべきか」ということを研究対象とする学問分野となります。このポイントを一人一人大切にしながら、三学期の取り組みを行っています。
①ガイダンスの実施
「日本文学科」クラスの取り組み概要、今後、プレゼン大会から論文執筆までの展開について確認しました。また、今後「横のつながり」となる仲間との初歩の交流ということで自己紹介を行いました。
②プレゼンテーション大会に向けての準備
プレゼンへ向けて、資料の集め方を含めて、【報告テーマ検討→決定→報告】、【アウトライン準備→報告】、【プレゼンレジュメ・発表準備→プレプレゼン→プレゼン大会】という流れで取り組みを行いました。プレゼン大会後は、各自の発表をもとに、論文執筆にてさらに課題を深めていくことになります。
③特別講義(特講)
主に「文学史」「日本文学・日本語文学」「文学とサブカルチャー」などのテーマでそれぞれ講義を行い、文学について理解を深めました。
④学外見学・フィールドワークの実施
国立国会図書館の書庫見学、浅草での文学・文化散策などを行いました。限られた時間の中でも学外に出ることで、文学や文化について実際に体感しながら理解を深めることができました。
⑤OB・OG講演会の実施
今年度は本校出身のOB(1年生)、OG(4年生)に来校してもらい、主に授業やサークル活動、バイトなどを含めた学生生活全般について、また、就職活動について、その実際を講演してもらいました。生徒たちは、4月からの実際の学生生活を控え、先輩の話に興味深く耳を傾けていました。質疑も多く出され、有意義な時間となりました。付属校ならではの「縦のつながり」の時間となりました。

【日文】初回ガイダンス
国会図書館新館地下8階の「光庭」
OB講演(1年生)

国会図書館書庫見学
学外へも行きました。
OG講演(4年生)
日本文学科クラス(2月)の取り組み
2月は、集大成の「プレゼンテーション大会」、その後の「まとめの論文」提出を控え、各自の課題研究をメインに準備に時間を割いてきました。
★日文クラスのプレゼン大会の主な発表タイトルは以下の通りです。(サブタイトルは省略)全て個人発表となります。
・「エモい」は日本におけるルネサンス
・安部公房作「鞄」から見る現代の自由
・『魔女の宅急便』から考える小説の映画化
・『星の王子さま』から見る現代の大人
・宗田理の考える子ども像とは
・「トカトントン」って何の音?
・方言と標準語
・日本人の宗教心
・『きみの友だち』から見る「友だち」とは
・『流浪の月』から考える幸せ
・日本人と「犬」
・現代の楽曲に使われる詞の分析と現代人の思想
・作詞家・秋元康が伝えたいこととは
・『推し、燃ゆ』について
・『和解』から読む志賀直哉と父
・なぜ日本人は「遠回し表現」を好むのか
・宮本輝『星々の悲しみ』論