社会学部クラス
今年度の社会学部クラスでは
①企業と社会・政治・経済
②人間と社会(アイデンティティ・ジェンダー・医療・福祉・教育など)
③地域と社会(災害・貧困・コミュニティ・まちづくり・市民活動など)
④グローバル社会・文化(人種・民族・言語・宗教・食糧問題・エネルギー問題・紛争など)
⑤メディア表現・分析・設計
という5つのテーマに分かれ、班ごとに調査・研究・発表を行います。
また、実際に大学生の先輩に話を聞いたり、多摩キャンパスに行くことで、自分の大学生活をイメージすること、社会学をはじめとする大学での学びに興味を持てるような講義の受講、普段お話を聞くことができない専門家の方の講義の受講なども予定しています。
2022年度 社会学部クラスの取り組み
取り組み その1
社会学部クラスでは、教員からの講義だけではなく、学外から講師の方々をお招きして、講演をお願いしました。OB・OG講演会では、本校卒業生が大学でどのように活躍しているのかをお聞きし、自分たちの大学生活のイメージを膨らませました。卒業生の言葉で共通していたのは「自分の好きなことにとことん取り組む」ということでした。大学入学までの期間で自分のこれまでを見つめなおして、新たなスタートに立ってほしいと思います。
他にも、「社会に出て気をつけたいお金の話」と題して元銀行員の方からお金の使い方・注意点を学んだり、本校カウンセラー・大学講師の先生をお招きして、「よりよい人間関係のために」必要なことを学びました。どちらも新しい仲間と学んでいくにあたって気遣い・配慮を忘れないということが共通していました。ここで学んだことを忘れずに大学入学を迎えて欲しいと思います。




取り組み その2
社会学部クラスでは1月30日に法政大学多摩キャンパス見学会を行いました。冒頭に社会学部学部長の宇野斉先生より激励の言葉をいただき、大学での学びへの決意を新たにしました。その後、キャンパスの先輩方の案内で、ウォーキングツアーとバスツアーを行いました。社会学部棟だけでなく、体育で使用する施設なども見学し、4月からの大学生活のイメージをより一層膨らませることができました。社会学部の先生方や先輩方の温かい歓迎を受け、生徒からは「楽しく過ごせそうだと思った」「大学生になる実感が湧いた」「勧められた本をたくさん読もうと思った」「入学までの時期を無駄にしないようにしたい」「自分から声をかけて友だちの輪を広げたいと思った」などの感想が見られました。より前向きに進学を捉えることができ、有意義な取り組みとなりました。


取り組み その3
2月15日、プレゼンテーション大会を実施しました。各班(一部、個人発表)でテーマ決め・調査・スライドの作成・発表内容の精査・レジュメの作成・リハーサルを行い、当日を迎えました。高校3年間の集大成として、プレゼンテーションの形式は当然のこと、内容の正確性や調査した得た情報の信憑性などにも留意して活動を進めました。まだまだ改善が必要な部分やさらに調査・研究を進めなければいけない部分もありますが、ご講評いただいた法政大学社会学部の鈴木宗徳先生からは「大学での学びの入り口に立つことができている」とご評価いただきました。今回の取り組みだけで完結させず、このテーマに関すること・他の班が取り上げたテーマをより深く掘り下げていってほしいと思います。
各班の発表テーマは以下の通りです。
1班:やまゆり園事件からみる優生思想とは?
2班:人口の少ない地域でどのように地域の機能を守るのか
3班:グローバル化による貧困問題の影響とは?
4班:Z世代が情報社会で生き抜くためには
5班:SNSに依存している現代社会で私たちはどのように生活していくべきか
6班:ベーシックインカム~日本での可能性~
7班:テーマパークの活性化はどうすれば地域活性化につながるのか?
8班:CMによる宣伝効果を高めるためには
9班:少子化がもたらす社会問題とこれからについて
10班:世界の食文化を通して食糧問題を考える~私たちの食は未来に繋がるのか?~
11班:オールドメディア(テレビ)はこれからどうなっていくのか
個人発表1:学校は家庭にどこまで踏み込んでいいのか
個人発表2:テレビをリアルタイムで見てもらうためには?

