高校3年3学期

スポーツ健康学部クラス

高校3年3学期

スポーツ健康学部の3学期の授業では、スポーツを多角的な面から学びます。
スポーツ実践、コーチング学、スポーツビジネスなど、自らの興味のある分野を確定し研究を進めていきます。また、ニュースポーツにも挑戦し、実際にニュースポーツを経験する時間も設けます。

また、スポーツの第一線で活躍されている方々に講師としてお越しいただきお話を聞くことで、スポーツで生きていくということを深く考える機会も設定されています。
大学進学前のよい準備期間になるよう、様々な方々の協力を得ながら実施していきます。

2022年度 スポーツ健康学部クラスの取り組み

取り組み その1

3年3学期のスタートは年末に出された課題発表から始まりました。

 PowerPointやKeynoteを使用して2020TokyoOlympicでの問題点を調査し、自分の考えを発表することで、プレゼンテーションの作法や話し方について考える時間となりました。
 コーチング実践として自分たちが行ってきた競技を他の生徒に教える時間では、ハンドボール、バスケットボール、サッカーを行いました。人に伝える方法として、立ち位置、言葉がけ、練習項目の選定などについて学びました。
 “スポーツで生きていく”ことをテーマに社会人の方のお話を聞く機会も設けています。今回は特別講師として株式会社ERUTLUC代表で、バスケットボール日本女子代表アシスタントコーチの鈴木良和氏をお招きしました。「卓越すること」「WHYから始めること」など、生き方やものの考え方について学び、各自が準備した質問にも丁寧にお答えいただきました。今後も様々なジャンルの先輩方をお呼びして、スポーツで生きていくことへの見識を広めていきます。
 研究テーマを考え、グループ発表を行いました。研究計画書の内容はこれからさらに深めていきます。

取り組み その2

2週目以降のスポーツ健康学部では、「スポーツで生きていく」をテーマにスポーツライターの青木美帆さんと3X3の選手である桂葵さんにお越しいただき、スポーツ記者の仕事についてお聞きしました。実際にインタビューをしている姿を拝見し、生徒同士でのインタビュー体験を行いました。
また、スポーツトレーナーやストレングスアンドコンディショニングについて学ぶために、FOCSの北本文夫さんにお越しいただき、実際に治療院やジムに足を運びました。
プレゼンテーションは佳境に入り、第1回目のプレプレゼンテーションを行いました。15分から20分という時間の中で研究発表を行う難しさと、それをアップデートしていく楽しさを学んでいます。保健体育科の佐竹先生が現在大学院1年生ということで、佐竹先生の修士論文についてお聞きする機会を設けました。自分たちの発表に生かしていきましょう。

取り組み その3

2月15日の午後にプレゼンテーション大会が行われました。スポーツ健康学部は、対面でプレゼンテーション大会が開催することができたのは3年ぶりということで、緊張感のある中で開催されました。各発表のテーマは以下の通りです。

1.育成年代のバスケットボールにおけるトレーニングの重要性
2.ハンドボール男子ユース世界選手権に向けて~シュート種類から考える日本代表の戦術~
3.天気・気温とハンドボールのパフォーマンスの関係性
4.メンタルの変化によるパフォーマンスへの影響
5.陸上競技においてのルーティンとパフォーマンスの関係
6.都道府県別にみた競技人口と協議結果の比較
7.スポーツをする二高生の朝食の質をたかめるために~補食も取り入れた理想の栄養バランスへ~
8.チームスポーツと個人スポーツにおけるメンタル面の差について
9.サッカー日本代表はなぜワールドカップで強豪国相手に勝利できたのか
10.女子バスケットボールの3ポイントについて~3ポイントは勝率にどのくらい関係するのか~


法政大学より木下先生にお越しいただき、各発表の講評をいただくことで、自分の研究発表に対する新たな知見を得ることができました。お忙しい中お越しいただいた木下先生に御礼申し上げます。

約1か月と短い期間での取り組みでしたが、全員が自分の課題に向き合い真摯に研究や授業に励んでいました。大学でも自分のなりたい姿になるために、探求心を忘れずに励んでいってください。