10月26日、国際宇宙ステーション(ISS)で活動している大西宇宙飛行士との交信イベントが国立科学博物館で行われ、本校物理部の生徒が参加しました。
本校物理部の石井亮太君からは、
「私たちは「災害」に目を向け、誰でもわかりやすく、使いやすいということに重点をおいた「避難支援用缶サット」を製作しました。宇宙での実験を通して、地上で問題になっている分野を解決できると感じたことはありましたか」と質問し、
大西宇宙飛行士は、
「私たちが国際宇宙ステーションで行っている実験・研究は、最終的には全て地上の人々の生活の向上に役立てるためにおこなっています。特に生命科学系の実験では健康長寿の実現に貢献できると考えているので期待していて下さい」と答えられました。
今回のイベントに参加し、部員にとって特に勉強になったことは、
「世界規模の高度なミッションでも、我々が経験している「ラグ」といった技術的な問題があることに驚きました。しかし、技術的な問題を抱えていながらも成果を出すことができているのは管制官のマネジメントなど他の面でのバックアップがあるからということを教えていただきました。また一面的に考えるのではなく、多面的に考えることで今まで解決できなかった問題も解決できるのではないかというヒントをいただきました。今後の活動においてもプロジェクトにおけるマネジメントや多面的に考えるトレーニングについて十分研究を重ねたいと思います。」
この度大西宇宙飛行士との交信イベント参加にあたり、大変貴重な体験をさせていただきました。
お世話下さいました皆様に心より感謝申し上げます。
写真提供/文部科学省