こんにちは、化学部です。
4月新入生歓迎集会では液体窒素の実験などを行いました。
5月からはカルボン酸というカルボキシ基を持った酸とアルコールを混ぜてエステルを作るという実験を行いました。そうして出来たエステルは使う薬品の組み合わせによってリンゴ、バナナ、パイナップルなど様々な香りを発します。元々が難易度の高い実験なこともあって香りどころかエステルそのものを作れないことも多く、また、失敗の原因も分からず困っていました。その時に思い出したのがサイエンスメンタープログラムでした。サイエンスメンタープログラムとは、日本科学協会が行っている支援制度で審査に合格すると大学の先生などと一緒に約1年間研究をすることが出来るという制度です。上記のテーマで応募したところ合格し、9月から北里大学の先生と研究を始めることになりました。
また、化学部の夏までの活動として二高周辺の大気調査、多摩川での水質調査がありますが、水質調査は夏休み中の天気が安定しなかったため行いませんでした。大気調査に関しては、調査の数日前から雨が降っていたため二酸化窒素濃度は例年よりも大幅に低い値となりました。ここしばらくの間、雨後に調査を行っていなかったので晴天時のデータとの比較ができました。詳しい数値や考察などは化学実験室前に掲示する予定です。
今年度の二高祭では、今までとは違う企画を考えています。当日は整理券配布を行う予定です。ぜひ、見に来てください!