NZのOrewa CollegeからJoel先生がいらしています。そのリクエストにお応えして、お茶席でおもてなしをしました。外国からのお客様、と言ってもタイプが違うので、お点前の最中から、ず~っと私にいろいろ質問をしてくる人もいれば、じ~っと見つめて、言語を越えた何かを感じ取ろうと五感を研ぎ澄ましている人もいます。Joel先生は後者とお見受けしましたので、ほとんど何も言わずに同席していました。終了後、大変喜んで、色々話して下さいました。
何も無い空間に、最低限の物を持ち込んで繰り広げられるおもてなし。最小限の動きで静かに流れる動き。足は畳を擦って歩き、畳半畳を2歩、進むときは右から、下がるときは左からであることもわかっていました!
ボ~ッと眺めているのではなく、全体を感じ取ろうとすると、短時間でこんなにわかってしまうものかとあらためて驚きました。このような姿勢を、私たちも学ぶべきだと思います。
この日のお菓子は、恵那川上屋さんのもので、お菓子の銘としては使えないと思いますが、この日は見た目の可愛らしさを楽しんでいただくことを優先して、お出ししました。薄茶ではお茶名を尋ねないので、良いかなぁと思い、これにしました。Joel先生にも喜んでいただけたし、私たちも美味しく頂戴しました!これもおもてなしの大きな楽しみf(^_^);・・・次の機会に向けて、お稽古は続きます。