菊地 祥 中学2年/ハンドボール部
法政二中に入学してからの一番の思い出は、体育祭で学年優勝できたことです。体育祭は6月に行われるのですが、この行事を通してクラスの仲間との関係が深まったと思います。競技を頑張るのはもちろんですが、クラスの人たちと協力しないと体育祭は成功しません。協力するためにはコミュニケーションが必要です。私はクラスの人たちと積極的にコミュニケーションをとりました。するとそれまで気付かなかったクラスの人たちそれぞれの色々な側面がみえてきました。それは私にとってとても新鮮でした。クラスの中には色々な人がいて、そういう人たちと協力してひとつのことを作りあげることは大変です。けれども一致団結して体育祭を成功させ、学年優勝までできたこと、これは本当に感動しました。 法政二中の良いところは、生徒一人一人の自主性が尊重されているところです。行事をつくることもそうなのですが、部活では自分の好きなことに打ち込めます。付属校の特徴を生かして、のびのびと活発に部活動ができることも二中の良いところです。私はハンドボールに所属していますが、大会優勝を目指して日々頑張っています。好きなことが同じ部活の仲間とはクラスと違う信頼感が生まれます。お互いに切磋琢磨しながら高めあうことができます。私ももっと上達できるように日々精進したいと思います。 授業は、中学生になると科目ごとの先生になります。内容が難しくなりますが、数学とか英語はクラスを半分に分けて少人数での授業になるので、質問もしやすいし、理解が深まります。週1回、英語の定着テストというものが行われていて、自分の理解がどれくらい進んでいるのかを確認できます。点数が低かったときには補習も行われます。 毎日の学校生活が充実しています。将来はまだ漠然として何をしたいか見つけられていませんが、苦手なことも含めて色々なことの挑戦して頑張っていきたいと思っています。
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金 賢貞 中学3年/剣道部
これまでの法政二中の学校生活の中での思い出として印象深かったのは、文化祭で企画賞をとったことです。企画賞はその年の文化祭のテーマに沿っていて、質が高く、そして多くの来校者の方々に楽しんでいただけた企画におくられる賞です。多様な考えを持ったクラスの仲間と協力して、放課後や空いた時間を使って、一生懸命につくりあげました。当日は多くの方々にクラス企画をみていただきました。受験生や他校の人たちともふれあえる貴重な機会となり、意義深い文化祭になったのではないかと思っています。 もう一つの思い出は、1月に行われた3泊4日のスキー教室です。スキー教室ではスキー検定の取得を目指します。ここではクラスの垣根を越えて、他のクラスの人たちと班を編成して、その班ごとにインストラクターの方が付いてレッスンをしてもらいます。それまであまり話したことがなかった人たちと交流することができて、友だちの輪が広がりました。他にも体育祭や学年行事などもあります。こうした様々な行事を通して、多くの人たちと交流を図り、自分の成長ができる場所、それが法政二中です。 法政二中で大切にしていることは、生徒たちで会議をして民主的にものごとを決めていくことです。体育祭や文化祭といった行事はもちろんのこと、日々のクラスの活動や委員会活動も生徒が主体となってすすめていきます。私たちが学校をつくり、盛り上げているのです。 私は剣道部に所属しています。剣道部は中学生と高校生が一緒に活動しています。先輩方が優しく指導してくれて、皆が仲良く活動に励んでいます。付属校だからこそこのような関係が築けるのだと思います。 勉強面では、担当の先生でなくても気軽に質問できますし、生徒と先生との関係もとても良いと思います。週1回の数学と英語の定着テストやクラスを半分に分けての分割授業など、勉強面でのサポートは十分です。英語の分割授業ではネイティブの先生が担当してくれて、英語の力を伸ばしたい私にとってはとても充実した時間です。 3年間の二中生活のうち半分が過ぎようとしています。来年はいよいよ最高学年となるので、後輩の見本となれるようにさらに自分を成長させていきたいと思っています。
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忍足 夏音 高校2年/英語部
入学式当日、不安と期待に満ちた学校生活がスタートしました。クラスの人たちと初対面。仲良くできるか本当に不安でした。しかし勇気を出してコミュニケーションをとってみたら、みんな笑顔で新しい友だちができました。法政二高は、付属中学からの内部進学の人たち、高校から入学する人たち、また様々な地域から通学している人たちがいます。海外からの留学生もいたりします。そのような人たちと新しい出会いが生まれる場所、これが法政二高です。入学するとまもなく新入生合宿があります。法政二高のことを学ぶことが中心ですが、新しい仲間と過ごした3日間はとても楽しかったです。様々な価値観に触れること、それは私にとってとても新鮮でした。合宿中に行われた球技大会ではクラスでの団結力も深まりました。その団結力は6月に行われた体育祭でも発揮されました。私は委員長として多忙でしたが、みんなの笑顔に励まされ、その任務をきちんと遂行することができましたし、何よりも学年で総合優勝できたことはとても嬉しかったです。体育祭ではクラスの人たちの普段とは違う面もみられ、そのことがお互いの関係をよりよくしていくことにもつながったと思います。 私は英語部に所属しています。英語の力を高めるということもそうなのですが、他国の文化を学ぶことと色々な人たちと積極的にコミュニケーションをとって自分を成長させていきたいというのが、英語部に所属している主な理由です。法政二高は国際教育に力を入れています。それは単に留学をしている人たちが多いということではありません。生徒たちが中心となって活動している国際交流委員会というものがあります。交換留学生のサポートや留学生同士の交流企画などを生徒たちが主体となって行っています。多様な価値観を持つ人と交流することは、新しい価値観を持つ自分を作っていくことにもつながります。私はこれからの法政二高での学校生活で、クラスの仲間たちとはもちろんのこと、様々な出会いを大切にして、人間性豊かな「自分」を作っていきたいです。 法政二高は生徒一人ひとりの個性が尊重される場所です。一方でその個性同士が協調しあってひとつのものを作り上げていく経験ができる場所でもあります。
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鈴木 壮真 高校3年/サッカー部
文化祭は私のこれまでの法政二高での学校生活で一番思い出に残っています。私たちのクラスは劇を企画しました。一つの劇を作り上げるためには、台本はもちろんですが、配役、道具製作、装飾など、様々な準備が必要です。準備過程の如何によって、当日の劇の質が決まってくることは言うまでもありません。私は学級委員長として、どのようにしたら劇の質が高まるのかをずっと考える日々が続きました。色々と考えましたが、結局のところ、クラスの仲間同士で意見を出し合いながら、協力して進めることが劇の質を高めていくことになると気づきました。演技を上手にする、装飾に凝るとか、そういう目に見えるものだけにこだわるのではなくて、企画の質は、目に見えない部分に最も大切なものがあるのだということに気づいたのです。当日は苦労の甲斐もあって、多くのお客様にクラスの劇を観ていただき、クラスみんなでやり切った充実感を得ることができました。 法政二高の良い点は、このように行事などで生徒ひとりひとりの主体性が養われるところにあると思います。のびのびと行事、部活などの自主活動に打ち込めるのも、やはり法政二高が大学付属校であるからです。受験勉強にとらわれずに、将来必要となる本当の力を身につけることができます。 私は将来世界で活躍できる人になりたいと思っています。そのためにも英語の力は必須です。朝0時限目に行われる20分間の英語リスニング学習、英語の授業ではネイティブの先生の授業もあります。TOEIC bridgeで一定の点数を取ることは法政大学へ進学するための条件になっていますが、この学習が私の英語力の向上に資するものともなっています。部活はサッカー部に所属していて、毎日が忙しいですが、法政二高は自分を大きく成長させることができる場所です。色々な人たちとの出会いを通して、新しい自分を作っていくことができます。
Photo taken by Onishi, Photography Club