卒業生インタビュー 「恩送りの精神」~石井 泰地さん~
2008年度 法政二高卒業
進学先:法政大学経営学部市場経営学科 勤務先:学校法人法政大学・職員
現在、法政大学の職員として小金井キャンパスに勤務しています。
学生の履修サポート、教員のカリキュラム検討のサポート、法政大学のブランディング推進プロジェクトへの参画、学校法人の中期経営計画に関する業務など多岐にわたる業務に従事しています。
その傍ら、法政大学体育会空手部、法政二中高空手部のコーチとして中・高・大学生を指導し、もうすぐ10年が経とうとしています。
中学生までを静岡県で過ごした私が、幼少期から続けた空手と勉強を両立させたいという思いから進学先に選んだのが伝統のある法政二高でした。
空手部在籍時は、20数年ぶりに全国大会に出場。高校3年の5月。インターハイ予選に優勝した翌日、登校するとクラスメイトが一斉に「石井ちゃん、インターハイ出場おめでとう!」と声をかけてくれたことが心に深く刻まれています(当時は男子校だったので野太い声だけ)。さまざまな意味でアツい3年間でした。そんな仲間とは大人になった今もときどき会って、くだらない話に花を咲かせています。
また、高校時代にお世話になった監督には現在も多方面で指導いただき、まさに人生の師のような存在です。監督が事あるごとにおっしゃっていたのが「恩送り」という言葉でした。「恩返し」はよく耳にしますが、「恩送り」は聞き慣れない言葉で、当時は聞き流していました。
そもそも私が指導を始めた当初は、私自身が現役時代に味わった喜びや悔しさ、仲間の大切さを後輩たちにも味わってもらいたい、といった思いでした。
ただ、高校時代、練習や試合に足を運び指導してくださった多くの先輩方の思いや考えに触れたことや、指導する立場になった今、卒業した教え子たちが後輩たちの指導のために足を運んでくれる姿を見て、これが「恩送り」なのだと実感しています。
現在も指導を通じて多くの出会いや気づきを得ることができありがたく思っています。
過ぎてしまえばあっという間の中学校生活・高校生活ですが、皆さんが輝ける場所が法政二中高には必ずあります。ぜひ、青春の1ページを法政二中高で彩ってください!