3月23日(土)26日(火)に石川県金沢市で開催された、全国高等学校ウエイトリフティ
ング競技選抜大会で優勝者が出ました。1959年の創部以来、国体での優勝者は複数名おり
ましたが、全国高校総体、全国高校選抜大会ではそれぞれ準優勝が最高成績でした。念願
の「高校日本一」です。
今回の大会には、高校男子2名が参加しました。
結果は以下の通りです
男子61kg級 古賀 新之佑(高校2年) 優勝
(スナッチ91kg(4位) クリーン&ジャーク113kg(1位) トータル204kg(1位))
男子73kg級 鈴木 太朗 (高校1年) 15位
(スナッチ95kg(19位) クリーン&ジャーク120kg(15位) トータル215kg(15位))
古賀選手は念願の「日本一」となりました。大会3週間前に、身体を痛めて本調子とは
ほど遠い状況でした。大会直前に、スタート重量に挑戦しましたが、全く成功できず、大
会を棄権するか、痛み止めを飲んで5位(インターハイの神奈川県の特別枠獲得のための順
位)を狙うかという状況でした。
当日、痛み止めを飲んで出場。競技直前のアップ場で調子がそれほど悪くなかったので
強行出場しました。スナッチ競技では1本目を失敗しましたが、重量が軽すぎた状況であ
ったので2kgアップして2本目に挑戦。3本目も成功し91kgでした。1月の関東選抜退会時の
93kgには及びませんでしたが、なんとかその時点で4位となりました。
続くクリーン&ジャークでは1本目109kgを成功。その直後、ライバル選手が1本目の試
技で身体を痛め、タノ選手も記録を伸ばせない中、2本目の試技で113kgを成功。この瞬間
、優勝が決まりました。クリーン&ジャークも関東選抜大会の121kgを8kg下回っており、
本調子ではありませんでしたが、勝負にこだわり、痛みを超えての全国制覇となりました
。
この優勝により、古賀選手は8月25日(日)~31(土)に韓国で行われる「第32回日韓中ジ
ュニア交流協議会」の日本代表選手に選出されることとなりました。
1年生で出場を果たした鈴木選手は減量の影響もあり15位にとどまりましたが、1年生で
は3番目の位置につけました。
高校から競技をスタートさせる人が大部分のクラブです。興味のある人はぜひ、北棟ト
レーニングルームに見学に来て下さい。