2021年度に法政二高を卒業した柾木拓と申します。現在、筑波大学体育専門学群に所属しています。
体育専門学群の学生のほとんどは部活動に所属しており、私も陸上競技部に所属しています。
体育専門学群での学びは、コーチング学領域・人文社会科学領域・自然科学領域の三つに大別されます。スポーツ科学というと自然科学的なアプローチをイメージしますが、人文社会科学的な方法や、実践的なアプローチも含めて、網羅的に体育学を学んでいます。
法政二高は全教科主義を掲げており、高校2年生までの2年間は理系・文系に分類されません。その期間で得た知見が、体育専門学群での網羅的な体育の学びにおいて非常に役立っていると実感しています。
実際に、高校1年次に学習した生物基礎は「運動生理学」という分野、高校2年次に学習した物理基礎は「バイオメカニクス」という分野の最初の一歩を踏み出すにあたって非常に重要でした。法政二高の全教科主義によって幅広い知見を得たことが、大学での学びを深めるきっかけになったと考えています。
高校時代は、数学で用いられる「三角関数」や「数列」、「微分積分」などについて、実際の生活にどう結びつくのか全くイメージがついていませんでいたが、体育学を学んでいくうちに、その重要性に気づきました。
このように大学の学びを深めるにあたって重要な基盤となる内容が法政二高の授業には詰まっています。間違いなく、高校時代の学びが大学の学びを豊かにしてくれるため、在校生の皆さんには高校での学びをより深めていってほしいです。