鉄道研究部は九州での夏期調査合宿を実施しました。1日目は九州の貨物輸送の中心である門司機関区を訪れ、フィールドワークを行いました。
まずは九州の貨物輸送の概要についての講義を受けたあと、運転士さんが訓練に使用する運転シミュレータの体験をしました。現役の運転士さんの指導を受けながら、実際の電気機関車と同様の運転台に座り、さまざまな気象条件や運行条件のもとでの運転体験を行いました。
また、整備士さんとともに電気機関車を見学し、本物に触れ、九州の貨物輸送について学びました。特に関門トンネル通過の際には海水の影響を受けやすく、ステンレス製のEF81(通称「銀釜」)が長く活躍したことなど、地域の特性に合わせた貨物輸送の実態について説明を聞き、電気機関車の実物を観察しました。さまざまな電気機関車の特性や性能、歴史を学びながら、その力強い姿を目に焼き付けました。