4月8日、無事に新年度の始業式を迎えることができました。新しいクラス、新しい仲間、そして新しい目標――心が少し緊張しながらも、期待に満ちた空気が校内を包んでいます。さて、始業式では校長先生から、以下のようなお話がありました。
この時期は、気持ちを受け止め、新たにするという意味で、自分を見つめ直し、変えていくまたとない機会です。一方で、年度初めは何かと忙しく、ストレスもかかりやすい時期でもあります。無理はせず、自分のペースを大切にしながら、この機会を逃さずに前向きに歩んでいきましょう。さて、新年度にあたり、本校の教育の目的について改めて考えてみたいと思います。私たちが目指すのは、「人格」の完成であり、「国民共通の教養の基礎を身につけ、平和的・民主的な国家社会の形成者を育成すること」です。これは、教育基本法第一条に記された教育の目的とほぼ同じであることがわかります。教育基本法は、日本国憲法の制定にあわせて定められた法律です。つまり、本校は「憲法の精神を体現する学校でありたい」という理念をもっているのです。憲法には、平和や民主主義の理念に加えて、人権の尊重についても明確に記されています。このことをしっかりと心に留めながら、日々の教育活動を共に築いていきましょう。
新しいスタートラインに立った今、その言葉が心に響いた生徒も多かったのではないでしょうか。桜の花が咲き誇るこの季節のように、みなさんの笑顔と努力が花開く一年となりますように。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

法政二中生徒会長 勝又さん


法政二高生徒会長 西さん

笠原先生のお話



