NOW 法政二!
嘉山 淳平さん(卒業生:2002年度卒)
2002年度 二高卒業
進学先:法政大学 人間環境学部 人間環境学科 / 勤務先:横須賀市市議会議員、株式会社マチノベ(取締役COO)、株式会社シテコベ(代表取締役CEO)
インタビュー 卒業生
今の仕事は、政治家×社会起業家。人と人を結びつけ、問題解決に向けまちを動かしていく「地域のプロデューサー」を目指しています。地域資源を活かした様々なプロジェクトを動かしていきます。議員やりつつ起業した事業は、起業家や経営者が集まるシェアオフィス運営と、一次産業をアップデートするために農業体験や漁業体験などを企画運営する会社を立ち上げています。
なぜ今の仕事があるかというと、二高三年生時の選択授業が大きく影響したと思っています。環境問題について学ぶ授業の中で、当時12歳のセヴァン・スズキさんがリオデジャネイロ環境サミットでスピーチした姿を見て、心が揺さぶられました。そこから社会問題に対してアクションを起こすことにやりがいを感じるようになりました。
これをご覧いただいている皆さんには、まずは「やりたいことをまずやってみること」を大事にしてほしいです。そして「誰のために事を為すのか」を考えてほしいと思います。私は会社員時代に何度も挫折を味わいました。何をしても怒られてばかりで、どうすればいいかわからなかった時期も。そんなとき、ある人から「”志"とは何かをよく考えろ」と言われました。つまり「誰の為に、事を為すのか」と。自分が成長したい、自分の売上を立てたい、自分の評価を上げたい、残念ながらそれらは自分にベクトルが向いています。そうではなく、周囲の人の困っていること、悩んでいることに対して自ら行動していくと、自然と評価などもついてくるものです。その上で、皆さんには行動を起こし続ける人間になってほしいと思います。