THAT'S 法政二!

中学授業紹介11 -中学1年家庭科-

中学校
THAT'S 法政二!

 現代社会においては答えが1つではない複雑な課題を、他者と協力しながら解決していく能力が不可欠になります。このような社会を見据え法政大学第二中・高等学校では、全教科にわたる幅広い教養を身に付けつつ、さらに、知識を獲得するにとどまらず、知識を用いて「自ら論理的に思考し、他者に表現することができる力」の育成を目指しています。具体的にどんな授業が行われているのか、今回はある日の中学1年生の家庭科の授業を見てみましょう。

Q.今日の家庭科の授業では、どんなことに取り組んでいますか?

 1年生の最初の授業は、「我が家の家事分担チェック」から始まります。自分の事、家族のための事、地域との関わりなどについて、行っている人をチェックしてみます。
 中学1年生段階では関わりにまだまだ差がありますが、積極的に関わっている仲間がいることを知ることで、大きな刺激になっています。その後、各家庭の現状をクラスで交流し、なぜそうなっているのかを考え、社会の実態やジェンダー意識についても視野を広げていきます。
 最後は、中学生として私に出来ることをまとめ、1年間の家庭科学習の目標としていきます。

Q.家庭科では、このような取り組みをもとにして、どのような力を身に着けてほしいですか?

 「生活の主体者になること!」

 最初の授業では、これからの3年間は毎日『帰ったらお弁当は水につける(・洗う)』をしていこう!と呼びかけています。3年後保護者の方から「3年間やっていました!」と嬉しい報告をもらうこともあります。小さなことですが、自分で自分の生活を整えられる力をつけてほしいと思います。
 自分や家族のことを考えられるようになったら、社会についても目を向けていきます。

 「これからの社会は自分たちで変えていく!」と生活の主体者・実践者になってほしいと思っています。

 

 

 いかがでしたか? 法政大学第二中・高等学校ではこのほかにも様々な工夫がこらされた授業が行われています。今後もいろいろな授業について紹介していきたいと思います。

※授業における取組の内容については、年度によって変わることがあります。