現代社会においては答えが1つではない複雑な課題を、他者と協力しながら解決していく能力が不可欠になります。このような社会を見据え法政大学第二中・高等学校では、全教科にわたる幅広い教養を身に付けつつ、さらに、知識を獲得するにとどまらず、知識を用いて「自ら論理的に思考し、他者に表現することができる力」の育成を目指しています。具体的にどんな授業が行われているのか、今回はある日の高校生の英語科の授業を見てみましょう。
Q.今日の英語科の授業では、どんなことに取り組んでいますか?
In English, students study, use, and enjoy language communicated orally, visually, or through writing. Our 2nd grade English program focuses on reading comprehension, foundation writing skills and making rich language choices in writing.
In the segmented classes, we conduct small-group lessons with 22 students per class, providing an environment where it's easy to ask questions and engage actively. Also, our Reading Marathon offers support from those requiring regular reading practice.
Please take a look at the following photo. You might get a sense of the atmosphere.
訳:
英語の授業では、生徒たちは口頭、視覚、または文章を通じて言語を学び、使用し、それらのプロセスを楽しんでいます。2年生の英語コミュニケーションの授業では、読解力、基礎的な文章スキル、英文作成時の豊かな語彙の選択に焦点を当てています。
分割授業では、22人の生徒が一つのクラスに参加し、質問をしやすく、積極的に関与する環境を提供しています。
尚、リーディングマラソンという多読を主眼においた活動も年間を通して行っており、定期的な読書の習慣の確立に一役買っています。
以下の写真をご覧いただければ、授業の雰囲気が感じ取れるかもしれません。
Q.英語科ではこのような取り組みをもとにしてどのような力を身につけてほしいですか?
It is important for students to develop fundamental skills that they can utilize in future communication and learning contexts. Below, let's list several skills that we hope students will acquire.
In addition to understanding basic grammar and vocabulary, reading comprehension, writing, speaking, and listening,
Cultural Understanding: Deepening the understanding of cultures and customs of English-speaking countries will make it easier to comprehend the appropriate context for communication. Let's cultivate an attitude of respect for different backgrounds and values.
Self-directed Learning Skills: English learning is not limited to high school classes alone. Cultivate self-learning skills and develop the ability to expand vocabulary and knowledge by utilizing dictionaries and online resources.
By acquiring these skills, students will be able to confidently master the use of English and effectively communicate in various situations.
訳:
生徒たちが将来のコミュニケーションや学習の中で活用できる基本的な力を身に着けることが重要です。以下に、身に着けてほしい力をいくつか挙げてみましょう。
基本的な文法と語彙の理解、リーディング・コンプリヘンション、ライティング、スピーキング、リスニングに加えて、
・文化理解: 英語を話す国々の文化や習慣についての理解を深めることで、コミュニケーションの適切な文脈を理解しやすくなります。異なる背景や価値観を尊重する態度を育成しましょう。
・自主学習スキル: 高校の授業に加えて、自己学習のスキルも養う必要があります。Quizlet等のオンラインリソースを活用して語彙や知識を広げる能力を育みましょう。
これらの力を身に着けることで、生徒たちは英語をより自信を持って使いこなし、さまざまな状況で効果的にコミュニケーションできるようになるでしょう。
いかがでしたか? 法政大学第二中・高等学校ではこのほかにも様々な工夫がこらされた授業が行われています。今後もいろいろな授業について紹介していきたいと思います。
※授業における取組の内容については、年度によって変わることがあります。