法政二高の高校3年生は、1~2講座の「必修選択講座」を履修します。この必修選択講座は、各教員が専門性をいかして講座を開く大学のゼミのような少人数の授業です。多種多様な講座の中から、生徒が自らの興味・関心や問題意識に応じて講座を選択し、より広く深く学習することができます。
今回は、保健体育科の講座として開講されている「バスケットボール・ニュースポーツ」について紹介します。
Q.バスケットボール・ニュースポーツはどんなことを勉強する講座ですか?
当講座では、2つのスポーツから学びを深めること・ライフスタイルに応じてスポーツに親しんでいくきっかけづくりの2本柱で授業を行っています。また、座学ではスポーツ運動学の観点から、“わざ”ができるとは一体どういうことなのか、“わざ”はスポーツにおいてどのような影響を及ぼすのかなどについて学んでいます。
Q.バスケットボール・ニュースポーツの特徴的な取り組みについて教えてください。
バスケットボールでは基礎技術や戦術遂行能力の向上を目指し、5人制と3人制のゲームを行います。5人制はバスケットコートのオールコートを使って行いますが、3人制はハーフコートで行われます。同じバスケットボールでもボールの重さが違ったり、制限時間や得点も違い、よりスピーディーな展開で行われるものです。また、試合中にコーチが指示をすることは禁止されているため、常に自分たちで考えながら戦う必要があります。授業では作戦版やホワイトボードを使い、戦術を考えたうえで試合を行います。自分たちが考えた戦術がうまくいったときの喜びはより大きいようです。
ニュースポーツでは、タグラグビーやカバディやボッチャなど体育の授業では取り扱うことの少ないスポーツ種目を行っています。新しいスポーツを行うことで、体の動かし方を工夫したり、戦術を自分たちで考えて遂行することを通して、スポーツを様々な角度から楽しむ取り組みを行っています。
いかがでしたでしょうか?今回の「バスケットボール・ニュースポーツ」を含め、法政二高では例年40~50 個もの必修選択講座が開かれていて、それぞれ工夫がこらされた授業が展開されています。
今後もさまざまな選択講座について紹介していきたいと思います。
※開講される選択講座や、その内容は年度によって異なります。