Q.今日の技術科の授業では、どんなことに取り組んでいますか?
中学2年生の3学期は、「プログラミング」の実習に取り組みます。
実習では「LEGO MINDSTORM EV3」というプログラミング教材を活用し、アルゴリズムについて体験を通して学習します。4~5回の実習において、前半はペアワークでプログラミングによる処理手順の基礎とセンサーによる計測を学び、後半はグループワークでの「課題解決」に挑戦します。
後半の「課題解決」においては、グループで解決したい課題を話し合って設定し、「モデル」を作成します。そして、その課題を解決するための手順をプログラミングにより作成し、課題解決のプランを実際のロボットを自動で動かしながら、シミュレーションをしていきます。
『考える。作る。実行する。』という工程を通して、上手く動いたり、動かなかったり。その過程において多くのことを感じてもらえたら嬉しいです。
Q.技術科ではこのような取り組みをもとにしてどのような力を身につけてほしいですか?
この実習を通して、身につけてほしいことや気付いてほしいことは多くあります。
プログラミングに対する知識や視点を養うことはもちろんですが、グループで一つのプロジェクトに取り組むことで、「課題解決」のためのプロセスや役割分担についても学んでもらいたいと考えています。
また、「技術」と「社会」「生活」を関連付けた視点を身につけることも目指しています。技術が実社会において、どのように活用されているのか考える力や新しいことを創造する力を身につけてもらいたいと考えています。
しかし、最も大事にしているのは、何かをつくる喜びや出来た時の達成感を、体験を通して感じてもらうことだと考えています。
今回の実習を通して感じた「ワクワク」を新しい学びの原動力にしてもらえると嬉しいです。