本校(中学)の2年生では、9月に「林間学校」を実施しています。今年度は富士山の麓、鳴沢村にて9月9日(月)~12(木)の3泊4日で行われました。
1学期後半から準備を進め、多くの生徒が期待に胸を膨らませていました。行動班、部屋割りなどを、どのクラスも大いに盛り上がりながら決めました。また、夏休み課題として各班で班員が分担して「富士山」「溶岩樹形」「ほうとう」「トレッキング」「9月の星座」「火起こし」等について事前研究を行い、各班「ガイドブック」を作成して臨みました。
初日から夕食時には自分たちで火起こしから始めなければなりません。事前学習の知識を生かしてうまくできる班と、なかなかうまく火が付かない班がありました。班員で協力し合い、時に職員の方や、引率の先生のアドヴァイスを受けながら、初日はバーベキューで、3日目は別の施設での「鳥ご飯作り」で「火起こし」に挑戦しました。違うかまどを用いながらも2回目にはどの班も、短時間で火をおこせるようになりました。生徒たちの達成感を感じることができた取り組みでした。
2日目にはトレッキングに挑戦。樹海歩道のトレッキングを行いました。延々と続く樹海の森の中で、前後を歩く友人たちと様々な会話、溶岩樹形の数々、自然が作り出す冷気を感じた洞穴での体験は思い出になるものでした。何より、都会では長距離歩くことが少ないであろう生徒たちが、休憩も交えながらも、2時間を超える距離を歩き続けたことは貴重な経験となりました。
3日目のハイライトのキャンプファイヤーも、この日の豪雨により中止になるところでしたが、宿のスタッフの皆さんのご協力の下、なんとか開催。生徒たちの大きな歌声、歓声が響き渡り、終わった後は生徒たちの大きな笑顔があふれました
この林間学校にて、生徒たちが学び、感じ、体験したことを今後の学校生活に生かしてくれるものと期待しております。