柔道部
中学
中学柔道部は、20年以上前に生徒たちの声によって創立されました。二中柔道部の大きな特徴は「中高クラブ」として活動していることです。通常の稽古では高校生と一緒に受身、打込、乱取などを行い、土日は練習試合や合同稽古に出ることもあります。活動は東棟体育館の地下に設置されている柔道場にて行っています。
近年は、部員減少のため、団体戦を組むことが難しい状況ですが、個人戦で県大会上位に進出し、県の強化選手に選ばれるなど、着実に中高クラブとしての活動が実を結んでいます。二中出身の柔道部員の多くは二高柔道部へと入部し、さらなる高みを目指しています。
柔道は体重別で行われるため、体の大小に関わらず部員全員が試合に出場することができます。また、試合に出場するだけでなく、黒帯(初段)の取得を目指したり、体力向上や自己防衛のために柔道に取り組む部員もいます。このように、柔道部では部員全員が自分の体力や技術、そして目的にあった活動を行っています。活動を通じて得る礼儀作法や仲間や先輩との絆は中学校生活の宝物になっています。
高校
稽古は様々な体つくり運動から始まり、寝技、立ち技などを短時間で集中して行います。付属校の特性を最大限に活かし、大学生との合同稽古や他校との交流も積極的に行っています。科学的トレーニングと創意工夫をこらした稽古の成果として、2014年、15年は男子団体で関東大会に出場、19年~22年には女子が県大会で優勝し、全国屈指の激戦区である神奈川県において上位に入賞しています。
本校柔道部では、一人一人が互いを認め合いながら個性を発揮するために、「主体性」と「多様性」を大切にし、日々の取り組みの中で、柔道の創始者である嘉納治五郎先生の唱えた「自他共栄」の実現を目指しています。毎年多くの初心者が入部しますが、中学時代に他の種目を行っていた部員も、個々の目標や課題を明確にし、それぞれのペースで仲間と共に楽しく稽古に参加しています。また、高校柔道は、レベル別個人戦(無段者・有段者)、体重別団体など、様々な形態の試合があり、部員全員が試合に出場しています。定期テスト前には先輩や卒業生による学習会を開催したり、進路・キャリア相談会、国際交流を行ったりしています。柔道部ではこのような様々な取り組みを通じて幅広い視野を身に着けることができます。